希望の路

2013.12.05

12月に入りました。
ミュージシャン、ジョン・レノン氏の命日が12月8日。そのためか、
夫人で前衛芸術家であるオノ・ヨーコ氏のヒロシマ賞受賞展記念展を
広島に観に行った2年前のことを思い出します。

ヒロシマ賞は、現代美術の分野で人類の平和に貢献した作家の業績を顕彰し、 
世界の恒久平和を希求する「ヒロシマの心」を現代美術を通して
広く世界へとアピールすることを目的として、広島市が1989年に創設。
(広島市現代美術館HPより)
半世紀以上に渡ってアート作品を発表しながら平和運動に関わり続けた
オノ・ヨーコ氏の活動が評価の対象となって、第八回ヒロシマ賞を受賞。
翌2011年に広島市現代美術館で受賞記念展「希望の路」が開催されました。

書籍等で彼女の作品に接したことはありますが、実際に観るのはこの時が初めて。
折しも東日本大震災が起こった直後に、
同じ日本の中で重い歴史を背負ってきた場所での展示。
賞の意味を、展覧会の役割を、作品のメッセージを、さらに深め、
強めていたように感じます。
日本が大きな苦難に見舞われたこの時期、
美術館には共鳴する大勢の人々が全国から集まっていました。

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地球愛 人類平和 広島の空はいつも青い

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七宝八宝を与え給え 広島へ

白い壁に直接書かれた書の作品。
最初は別の言葉が書かれていましたが、開催数日前に書き直されました。
「七難八苦を与え給え」という格言を好んでいたヨーコさん。
しかし1980年の銃弾による夫の死以降は
「七宝八宝」という言葉を造り、座右の銘にするようになったそうです。
大きな傷を受けた者には、これ以上苦しみは必要ない。
後はただただ、幸せになってほしい。
かつての広島と現在の東北の両地に捧げられた、力強くストレートな言葉。
私自身の心に残る作品です。

作品を観た人が、そこで感じた事を周りに伝え、
たくさんの人々に広まっていくように、
全ての作品の写真撮影が許可されていました。
私もこの場で彼女の意思に、2年越しで応えようと思います。
text by watanabe

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