時間を撮る

2013.09.10

針穴写真に魅せられて

僕のは、綺麗にニスが塗られた長方体の木箱。

ちょうどティッシュペーパー箱の四分の一くらいのサイズ

といえば想像してもらいやすい。

六面のうち、一番広い面の中央を凝視すると穴が空いている。

小さな小さな針穴。

愛機ピンホールカメラである。

電子部品はいっさい排除され、

飾り気なく木と真鍮の部品のみでつくられた木箱は

まるで小学生の工作を連想させる。

そんな超ローテクカメラを駆使すること・・・

針穴写真と向き合うこと・・・

それらに惹かれていったのには、それなりの理由がある。

pin7

魅惑の描写力

針穴写真には針穴による独特の描写が得られる。

四隅の光量がくらく落ち込みそれでいて

フレアーが入り独特な光のにじみをつくる。

そして、ピントが甘くソフトな描写をつくり出す。

しかし、それらの描写は針穴と光の偶然性によるもので

撮影者の意図にとうていかなわない。

経験と勘のみぞ知る。

そんな曖昧な感じ。

pin3

唯一無二の写真

写真撮影の絶対条件である露出まで曖昧。

針穴の絞り値はF138の固定。

シャッタースピードは撮影者の数え方次第、という具合。

つまり同じ写真が存在せず、

不確定要素のみで撮影された写真という魅力。

pin2

針穴写真撮影の作法

僕の針穴写真撮影には独特の所作がある。

木箱にブローニーフィルムをつめ

6×6のフィルム面に感光させるものを探索し想像する。

いざ撮影。

もちろんファインダーは存在せず、

勘を頼りに曖昧なフレーミング、

そして曖昧な露光時間(シャッター速度)でレリーズする。

一分以上露光することも珍しく無い。

pin5

スローシャッターの誘惑

露光している時間こそが至福。

絵づくりの欲求と現実の光景を対峙させ

ゆっくりと流れる時間を肌で感じる。

思考と現実と時間軸が複雑に交錯し

非日常の感覚が研ぎすまされていく

その感じが好き。

pin6

text by kasuya

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