可愛くきれいに着飾る女の子が好きな一方で、
自身はメイクもファッションもあまり熱心にやってみようとはしてこなかった。
それは単にめんどくさいという気持ちが大きく、
必要なときに最低限できていればいいだろうという認識だった。
よく「モテるために着飾ってない、自分のために着飾っている」というフレーズを耳にしたことがある。
理解はできるものの「自分のためだけにそこまで労力をかけて着飾れるなんて、なんて偉いんだろう」とずっと思っていた。
ただ最近になってそれがちょっとだけ分かるようになってきた気がする。
ここ数年で知り合った友人たちがメイクやファッションにことさら詳しく、
楽しそうに話しているのを見て少しだけ気持ちが動いてきた。
試しに初めて自宅でネイルをしてみた。
ネイルで指をキラキラさせている人のことはあまりわからないと思っていたが、
実際に自分でやってみると自分がきれいだと思った宝石みたいなものが光っているようで、ワクワクする。
自分が唯一つけるアクセサリであるピアスはつけても視界に入らないので、
気に入ったものが常に視界に入るのってこんなに嬉しいんだなと感じた。
自分の好きなものを増やしていくのは体力がいる。
でも、やってみなきゃわからないことって、いっぱいあるなあー。