私が少女を好きな理由の一つに「透明感」がある。
そもそも物理的に透明なものが好きなので、インテリアとして透明な飾り物を手に取ることも多い。
文字通り透き通っていて、向こう側が見えるのが好きなのかもしれない。
それもただただ透明というよりは、透明なフィルターを通すことで少し歪んで見えたり、より光が揺らめいたり、情報量が変化することに魅力を感じている。
では「透明感」がある少女、と言ったときの「透明感」とはなにものなのだろう。
肌が透き通っているようにみえるのだろうか。それとも、例えば少女をカメラでおさめたときの空気感の作り方によるものだろうか。
透けるという事象を説明しているようで、それだけとも言い切れない。
朝の光が差し込む室内は、物理的に不透明でも「透明感」が満ちているような気がしている。