バロック南村の未来予想図

枠組みを越えていくため、常に先を見据える観察者でいたい

Design Booster 南村正樹
My Works
私のビジュアライザ

今後大きな可能性を秘めている『デジタル・ヒューマン』もどきを作成した南村さんに、制作のきっかけと過程を聞いてみました。

「広告がデジタルツールに移行していき、インフルエンサーなどリアルなコミニケーション型広告が求められる中、デザインで何ができるのかを妄想した時に『デジタル・ヒューマン』にたどり着いたわけです。」マスメディア広告から、インターネットの一般化やスマホ・SNS等の普及を経て、変化を遂げてきた広告業界で新たな広告を追求する南村さんが、デジタル・ヒューマンについて語ってくれます。

今まさに、自分が妄想していた未来が近づいてきていてワクワクしています。

「デジタル・ヒューマンで、物やサービスと人とを繋ぐコミュニケーションのデザインが変わっていくんだと思います。デジタル・ヒューマンだと、テキストのみでは表現できない表情で感情が出せ、対話型で信頼性も実現できるだろうなと考えました。インフォメーションや個人のナビゲーター、もしかすると恋愛のパートナーなど様々なニーズにも役立てると思います。」昨今、ヘルスケアや接客システムなどの分野での開発も進んでいるとニュースでも目にするほどに大きな話題となっている、デジタル・ヒューマン。その制作過程は、かなり大変だったとか。

「自分で作成しようと思って調べ、様々な無料クラウドアプリを見つけたのですが、スキルの問題やMacの性能だけではなかなか使えず断念。1年くらいブレンダーで、ああでもないこうでもないともがいていたのですが、そこにチャットGPTやLeonardo.aiなどが出てきたんです!2023年になりAIブームのおかげで今までの問題がどんどん解決していき、やっと形になりました。」 「今まさに、自分が妄想していた未来のデザインが近づいてきているんです。様々な自動生成AIを使い、ある程度のところまでデザインできるようになりました。」AIブームによって、ここ数ヶ月で劇的に進化を遂げたのですね!

自分とは別の人格を持たせ、そこで自分を解放したい欲が出てきました

「リアルさはもちろんだけど、自分の偽物を作りたかった。自分とは別の人格を持たせたい。そこで自分を解放したいという欲があります(笑)」「キャラ設定はまだ明確には決まっていないけれど、自分の現状とはまた違うことをやらせたいんです。」なるほど、新たな自分を作って願望を実現するということですか。「デジタル・ヒューマンを作成するにあたって、自分の欲求を再確認できたんです。」それは、とても奥深い確認作業に繋がることでしょう。

ちょっと先を見据える観察者でいたい

「デザイナーとはなんだろうと考えた時、ちょっと先を見たデザインをすることが楽しい自分がいて、少し先の未来を見据えた観察者でいたいと思いました。」そのことがデジタル・ヒューマンに繋がり、そして自分追求にも繋がったのですね。 「まだ人が無関心なことに興味を持ち、そこにアイデアを足して表現していくことが好きで、それが仕事に繋がると気持ち良いんです。」 「デジタル・ヒューマンだけにこだわるのではなく、コミュニケーションをデザインしていきたいです。」
ちょっと先の未来を見ることが楽しい南村さんだからこそ、こだわりを持った仕事ができるのですね。
そんな南村さんの少し変わった趣味などが気になった方は、MyAntennaもチェックしてください!

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