バロック西原新の引き出し

バロック西原新 本人

デザインの引き出しはお気に入りのアニメや映画、音楽などから取り入れている

Designer 西原新
My Works

「なんせオタクよ!」2.5次元や映画・漫画などに対してオタクだという西原さんに、自身のアニメの観方について教えてもらった。

「基本は原作や推し(声優さん)がキッカケで観ることが多いのだけど、ストーリーとキャラクターデザインが自分の好みに合わないと観ない。」「それ以外のキッカケは、いわゆるジャケ買いという感じでキャラクターデザインや世界観が刺さるものを観る。」とのことで、キャラクターが重要のようです。そんな西原さんのツボに刺さったのが、『ディーグレイマン』。世界観だけではなく、特に原作の色彩が好きなのだとか。

原作からあまり離れていないアニメが好き。

「原作を読んでからアニメを観ることが大半なので、原作に寄り添ったキャラクターデザインをしてくれていると嬉しいし好きになる。」しかし、原作と同時期に同時進行でアニメを作っていることは多く、作画監督も毎回異なります。「その都度めちゃくちゃ画風が変わるアニメだと、どうしてもそこが気になってしまう。だけど、Fateシリーズや昔の聖闘士星矢は全100話以上あるのにも関わらず、画が統一されていたのが素晴らしい。」「漫画では表現しにくい戦闘シーンなど、ufotable制作会社はすごく速い動きを臨場感があるまま表現してくれるので感動する。」と、クオリティ重視で観ていることが伝わります。「ずっと観続けていくものなので、ゲームも映画も音楽も漫画も、自分に刺さるジャケ買いが多いのかもしれない。」昨今は声優さんも不倫問題などで干されてしまう時代ですが、西原さんいわく「作品によって継続が難しいのも分かる。けれどキャラクターと中の人(声優さん)は別だと思っているので、プライベートな問題は関係ないし、できればそのまま声優さんを替えずに続けてほしい。長く担当すればするほどそのキャラクターの詳細な部分は、声優さんが一番理解しているはずだから。」と、作品と不倫のようなプライベートな問題は関係ないと考えているとも語ってくれました。

アニメに求めるクオリティは、仕事のクオリティにも影響する部分。

「今でこそ当たり前かもしれないけれど、当時『アドベントチルドレン』も映像が細かく綺麗で感動した。」と、細やかな表現があればあるほどハマってしまうのだそう。「中学時代はアニメーターや声優を目指していたけど、まだまだアナログだったという時代背景もあり、現実的に厳しいと思って広告デザインへとシフトチェンジした。」と、かなり早い段階で将来を見据えて決断していたそう。「キャラクターデザインなどをビジュアルで見ている分、色彩などからの影響は受けていると思う。」とタイトルロゴや色使いなど、西原さんの引き出しにはアニメから影響を受けた物が入っているといいます。今後もその引き出しはどんどんと増えていくのでしょう。有名なアニメ『F○○e』も元はエロゲーだったなどマニアックな情報もお聞きでき、そう言われればそんなニュアンスが出ているシーンがある!と新たな魅力を教えていただきました(笑)。
そんな西原さんのアンテナ日記には、アニメはもちろん2.5次元やおすすめ映画についても書いていただきます。
気になった方は、是非チェックしてくださいね!

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