バロック和田勇記の頭の中

「小3から野球をしていたんですが、高2の春に試合で指を骨折。しばらく練習を休んでいた時に、担任の先生に美術部に入ってみないかと誘っていただいたんです。そして美術部と野球部を両立することになったのですが、『芸大に進んだら野球はしないな』と考え、野球のほうを辞めました。」「それまでは野球一筋で遊ぶのを我慢してきた分、地元の友達ともっと遊びたくて、バンドをはじめました。ジャンルはスカパンクです。」担任の先生のおかげで芸大に入れたうえに、地元の友達に加えて芸大で出会った友達等にも管楽器を吹いてもらうことになり、本格的なスカバンドになっていったようです。 「初ライブは、自分達もコピーのみじゃなくてオリジナルも3曲作っていましたが、その時のライブの参加バンドは全てオリジナル曲ばかりで、ハイレベルだったんです。それが悔しくて、中途半端では本気で楽しめないと思い、どう他バンドと差別化したら勝てるのか考え始めたのがスタートですね。」その後は夜中に放送している音楽番組に出演したり、毎週のようにライブをしたりしたそう。「元々音楽活動は大学卒業までと思っていたので、全国発売のオムニバスの参加は決まっていたのですが、卒業とともにバンドを解散しました。」「卒業から1年ほど経って社会の荒波に揉まれるうち、もう一度バンドがしたくなり、27歳くらいまで週末限定でやっていました。その時も、全国発売のオムニバス参加の話をいただいたのですが…。今度は、きちんと全国発売した後に活動休止しました。」発売前に解散した時より、かなり進歩していますね。